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 かつて東洋随一や、北の黄金郷とも呼ばれた鴻之舞鉱山が閉山したには昭和48年、大正6年から約56年の操業だったが、今回はこの鉱山の始まりとされる三王鉱山跡を探してみた。
現在でも遺構群が残る鴻之舞鉱山跡の中枢部から北へ向かい、桜橋付近から林道へ入るようだ。

三王鉱山跡 (7)
 三王鉱山は、大正3年に上藻別六線沢の上流で金銀を含んだ露頭の発見に始まる。
その後鉱床を南に掘り進んだ結果、鴻之舞鉱山の大発見に繋がった歴史がある。 昭和9年には鴻之舞鉱山に買収され、三王鉱山の名前は歴史から消えた。
鴻之舞鉱山はネットでもかなりヒットするが、三王鉱山はほぼ皆無に等しく探訪記録もない様子、ならば自身が探してみよう

以前に、遺構探検家ののん氏から提供してもらった古地図には記載があり、おおよその位置は把握できた。

三王鉱山跡 (6)

三王鉱山跡 (5)

林道からすぐに無名沢があり目指す三王鉱山はこの上流約800mのハズ、水量も少なく遡行も問題なさそうだ。
付近をリサーチすると沢沿いに小径らしき廃道を発見、潰れた廃墟があるが鉱山時代のかは不明だ。
そのまま進むと予想通り沢に合流でき、僅かながらショートカットできる。
探訪したのは5月下旬、笹薮やブッシュも伸び始めのヒザ下くらいで、漕ぐというレベルではない

三王鉱山跡 (4)

三王鉱山跡 (3)

撮影し忘れたが、地形的に埋まった抗口跡らしき場所や、コンクリートか岩なのか人工的な場所があり、場所的には間違いない様子、不安が核心に変わり期待度も増してくる。 記録では黄金抗他数ヶ所の抗口も掘られたそうだが、遺構は残っているのか?
見落としがないように周辺をキョロキョロしながら進むこと約30分(休憩含む)、それはブッシュの奥から僅かに見えた。

三王鉱山跡 (8)

画像中央に、明らかにコンクリートの人工物が見える。
近づくと、オォ~!!間違いない!!苔に彩られた遺構ではないか?、さらに発見はつづく

三王鉱山跡 (11)

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