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 君が袖名水の奥、ブッシュや樹木に隠れるように残っている洞穴は、どうみても人工的なもので急斜面の上に口を開けていた。
後日、探検仲間に画像を見せたところ、防空壕の跡ではないか?との結論、確かに過去の探検からも、民家のすぐ裏に防空壕が放置されているパターンは多かった。
では、お決まりで突入

網走市防空壕 (1)


まずは崖下にある隠れ家の様なレンガ製の遺構、今風なドアが付けられているが当然ながら開かなかった。
歴史を調べると、太平洋戦争末期には網走市にも空襲があり防空壕は市内の至る所に掘られ、北方領土からの攻撃に備えて市内と近郊の街にも軍事施設が作られたそうだ。  それらは現在もトーチカ(戦争遺構)として僅かだが残されている。

網走市防空壕 (3)

網走 防空壕跡 (6)

背後の急斜面は石灰岩を含んでいるのか意外に脆く、足場は砂地と枯葉でずり落ちそうになる。
すぐ真下に見える住宅からは、「あの人は何をしてるんだろう」、「モノ好きな奴だな~」と思われているに違いない
人目を気にしていては秘境探検は出来ないのだ。
内部は天井が高い洞窟のような作りで、壁は脆くて触ると崩れてくる。

網走 防空壕跡 (7)

網走 防空壕跡 (2)
下から天井を映した画像、3m近くはありそうだ。

ライトを照らしながら進んでみると、足場は細かい砂地で歩くごとに砂塵が舞う、奥は細くなっていて10m程で突入は諦めた。
明らかに人工的に掘られた穴で、戦時中、何処かへと通じる人専用のトンネルだった可能性もある。 
網走市の探検はまだつづく?

網走 防空壕跡 (1)
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