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 前回に続き上砂川炭鉱跡の探検、ここは資料などから東山抗跡があると思われる場所、真新しい町営住宅の裏側だが探訪者は殆どいない様だ。
探訪したのは9月で、生い茂るオオハンゴソウを掻き分けながらのアタックとなった。

上砂川炭鉱裏 (9)
胸元位まで伸びるブッシュだが、踏みつけながら進めるため、跳ね返りの強烈な笹ヤブに比べれば楽勝である。
欄干が無くなった橋にブッシュが茂っており、知らずに端に寄りすぎると10m程下の沢に落下の危険あり、あくまで自己責任でどうぞ
まず見つけたのは錆びついた炭車だろうか?、石炭を運び出していた証で、長年の風化で土に埋没している。

上砂川炭鉱抗口 裏 (3)

上砂川炭鉱東町裏 (7)

橋の奥は平坦な更地となっており、かつて炭鉱施設がひしめいていたハズだ。
倒木?と初めはスル~していたのは木製電柱だった。 腹が空いていたのか?覆われている苔が抹茶ロールケーキに見えてきた。 フルーツパフェが好きな甘党でもあり、辛口カレーが好きな辛党でもある秘境通のなべであった。
ここまで住宅地からは150メートル位、すでに人々の記憶からも消えている。

上砂川炭鉱裏 (6)
よく見ると足元に転がる碍子の跡

耳を澄ますと、水流の音に加えてかすかに香る硫黄臭、確実に接近している。沢沿いを攻めて、初めに見えたのが東山抗、
保存状態も良く、静かに余生を送っているようだ。
付近にはコンクリート製の遺構と台座の跡だろうか?、ワイヤーを引っ掛けるための金具も残っている。

上砂川炭鉱裏 (3)

上砂川炭鉱裏 (5)

さらに硫黄臭に釣られるようにブッシュを掻き分け、ヌカルミ地帯を交わすと冷泉溜まりを発見、湧出部はすぐ先だ。
岩場の割れ目から大量に湧きだしそのままオーバーフロー、閉山後すでに40年以上経過するが、湧き続ける地球のパワーは底なしなのか?

上砂川炭鉱裏 (8)

上砂川炭鉱抗口 裏 (2)
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