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 沢へと突入後、自信の嗅覚で流れを辿ると冷泉が大量湧出、抗口はその奥に眠っていた。
抗口全体が映るほどの冷泉溜まりで、かなりの深さがあるためサイド攻撃でアプローチ、ただ焦って近づくと足を滑らせるので注意、硫黄成分は結構滑るのだ。 

夕清水沢炭鉱抗口 (7)
水面は光が反射してエメラルドグリーン、坑道は苔がビッシリと張り付き緑に染まる、このコントラストも面白い
清水沢炭鉱の歴史は意外に浅く、戦後の昭和22年頃に開抗、遠幌炭鉱と合併後は中堅クラスの探鉱としてけっこうな実績はあったようだ。  閉山は昭和55年と炭鉱としては短命といえる。
笹ヤブが酷く確認できなかったが、水平抗がさらに森の奥へと続いているようでで、春に坑道上を歩いて確認してみたい

夕清水沢炭鉱抗口 (6)

帰路は、少しヤブを漕ぐと沢に出られたので、ショートカットで無事帰還、
清水沢地区には、かつて「リフレッシュセンター清陵」と呼ばれる入浴施設(温泉では無い)が平成の温泉ブームに乗って作られたが、数年で閉店してしまった。 自身も一度入浴してきました。
少し物足りなかったので、さらに車を進めて大夕張炭鉱跡に残る「新斜坑材料抗」も見つけてきました。

大夕張炭鉱材料斜坑 (5)

材料抗とは、炭鉱跡にもけっこう残っているモノで、文字通り坑内作業用の物資輸送として掘られた坑道、他の坑道で事故が起きた際も、これを使い救護隊が入ったようだ。
永久に不滅?の三菱マークとプレート跡が残り、見渡すと木の電柱が擬態の様に残っていた。

大夕張炭鉱材料斜坑 (1)



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