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 隆尾鉱山探検の途中ですが、今回は白樺学園が出場した明治神宮野球大会の記事です。
高校野球では秋の甲子園と呼ばれる明治神宮野球大会、夏の大会が終わり1、2年生だけのチームで行われる初の全国大会で、全国10地区の代表校が出場、優勝地区は翌年の選抜甲子園出場枠が1校増えます。
昨年は、北海道代表の札幌大谷が優勝し、北海道勢が選抜甲子園に2校選ばれました。

とましんスタジアム00


 今年の北海道代表は白樺学園、初戦は国士館(東京)に4-3と接戦を制し、準決勝となった健大高崎(関東)戦は2-3と惜しくも敗退となりました。
北海道新聞にもそこそこ記事が出ていたので、数少ない?高校野球ファンのために簡単に振り返ってみると、

健大高崎 000 200 100  3
白樺学園 000 002 000  2

序盤から押していたのは白樺で、2回に1死満塁のチャンスを掴むも併殺ゴロで無得点、先発の坂本武は右横手投げで立ち上がりから好調も、2順目に入った4回に捕まる。 リードを大きく取るランナーや盗塁で揺さぶられて、制球が甘くなり4安打を浴びて2失点、6回からはエースの片山が継投した。

白樺は6回裏3番宮浦の本塁打で1点を返し、さらに二死満塁から振り逃げで同点、ここで1番に回るがあと1本が出ず、特に1、2番の川波、細谷は2試合とも無安打で最後まで当りが出ず、好調な中軸と打線が分断されてしまった。
中盤以降は、片山がランナーを背負いながらも好投し1失点と踏ん張るも、打線は7回、8回と満塁のチャンスを掴むが1点も取れず、走塁を絡めてチャンスを作るも、その先が課題となった。判定勝ちがあれば勝った試合かもしれない

白樺は9安打で7四死球を貰うも15残塁の拙攻、健大高崎は同じ9安打も3盗塁を絡め、1回からエンドランや盗塁を仕掛けるなど、常に守備側に圧力をかける攻撃が目に付いた。
土壇場での勝負弱さ、勝利への執念の差が出た試合だが、白樺学園にとっては選抜に向けていい課題が見つかったともいえる。
野球は点取りゲームで取り方は問われない、全国レベルになると連打で得点するのは難しい、いかにチャンスに泥臭く、しぶとく得点を挙げられるか、守備陣のミスを誘うかが勝ち抜ける要素でもある。

攻撃面でやや粗さが出てしまったが、打力と投手力が全国でも通用したことは収穫、優勝した中京大中京は超高校級レベルで現段階では差があるが、長い冬期間練習の伸びしろに期待したい


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