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 今回は数少ない高校野球ファンのため、21世紀枠で選抜甲子園出場が決まった帯広農業のチーム紹介と戦力分析、

麻生球場
春の選抜は初出場となる帯広農ですが、夏は昭和57年(64回大会)に一度出場があり、高校野球史上に残る珍事?として永遠に語り継がれる4アウト事件に巻き込まれたチームでもあります。
高校野球、真夏の珍事件

前置きはこの辺で、帯広農は昨秋の全道大会でベスト4に勝ち上がり、一昨年の金足農業旋風から農業高校と聞けば選考委員への印象も違ってくるため、21世紀枠で甲子園出場が出来るのではと自身も期待もしていた通りの結果?でした。
全道大会でも3勝しておりそれなりの実力もあり、  昨秋の全道大会観戦記録から戦力を分析してみた。

4試合 打率341 44安打 22得点 6盗塁 10犠打  21失点 6失策

持ち味は打力と走塁で中軸の井村、前田、水上で9打点をマーク、長打力と勝負強さが光った。
盗塁は6だが、常に次を狙うスキのない走塁が各自に徹底されているのは大きな武器、それにバントやエンドランの小技も絡めて攻めるのが持ち味だ。 甲子園でも臆せず走塁でどんどん攻めてもらいたい

支部予選から序盤で先制して逃げ切る勝ちパターンだったが、準決勝では札幌日大に2-11と7回コールド負け、8安打を放ったが打線が繋がらなかった。 全国レベルにはスイングスピードや変化球への対応などが必須、冬期間でどこまでレベルアップできるか期待したい

投手陣は、エース格の井村と普段は遊撃手の千葉俊が中心で、それぞれ完投能力はあるが継投策が基本になりそう
井村はピンチでも内角を突く強気の投球が持ち味、ストレートは130k台だが90k台のカーブが有効で、左打者へのチェンジアップと緩急で打たせて取るタイプ、疲労から制球が乱れた準決勝では変化球を見極められ2回で4安打、5四死球、、6失点と自滅に近かった。 本来の低めに集める緩急の投球ができれば甲子園でもある程度は通用する。 冬場の投げ込みで球威と切れ、際どい制球力を磨きたい

千葉俊は、テークバックが小さいいわゆる野手投げで、ストレートは120k台だがチェンジアップやフォーク、90k台カーブが武器で制球力があり打てそうで打てないタイプ、札幌日大戦では内角の制球が甘くなり打ち込まれた。外角の制球力は優れており、ストレートの球威アップと内角の制球力が課題となりそうだ。

守備は6失策とやや課題が残る。農業高校ゆえ、なかなか全体練習ができないため、連係プレーや送球にミスが出たのは仕方がない、0は無理にしても最小限には抑えたい、大事なのは連鎖からミスを続けないこと、1イニング1つのミスまではOK(四死球含)と割り切ることも大事だ。
あとは4つ記録した暴投、捕勉と6盗塁されたバッテリーも課題の一つ、余計な失点を抑える意味でも、充分修正できる部分なので甲子園までには減らしたい



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