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今回は、以前4人の探検隊で発見したK根室鉱山跡の記録、道東の山中深くにあった古い鉱山で、のんさん資料によると1時間以上の沢遡行が必要なようだ。 滝越えや斜面登り、ヤブ漕ぎと難関ルートを突破した先にあったモノとは?

北根室鉱山 (1)

廃道化した林道をしばらく進み沢へと入渓、水量は少なく登山靴でも何とかなりそうだ。
すぐに手掛かりとなるトタン板を発見!!、かなり古いようで、斜面から落ちてきたか上流から流されたと思われ、この先には何かがある証拠だ。 まずは軽いジャブといったところか?
今回はのんさん、チューケンさん、☆さんと心強い探検隊でアタック、順調に遡行で進むと、現れたのは落差10m位の滝だった。

北根室鉱山 (2)

北根室鉱山 (4)

早くも難関ルートのお出まし?、天城越えならぬ滝越えで、しかもV字谷は突破には厄介なパターンだ。
地形図からは読み取れない滝で慎重にルートを選択、約1時間格闘しながら滝の突破を試みる。 それでは探検隊が必死に突破中の時間を利用してK根室鉱山の説明、採鉱時期は大正10年頃に遡り数年で休止となったが、昭和時代に再開され昭和21年頃まで稼働していた記録が残る。 抗口が数ヶ所掘られ黄鉄鉱、銅、亜鉛などが産出された。

北根室鉱山 (21)

何とか滝を突破したら、繁茂するブッシュと胸元まで伸びる笹薮攻撃、ここからはコースサインを付けながらの前進、70年以上放置された鉱山跡へのルートはさすがに険しい、ただ足元をよく見ると、廃道化した道跡か軌道跡なのか微かに痕跡が分かる。 適当な場所から沢へと合流し休憩、天気に恵まれヒグマの痕跡も今日は無かった。
鉱山跡へはさらに支流へと入り遡行するようだ。

北根室鉱山 (20)

北根室鉱山 (6)
昔の人は、こんな山奥によく鉱山を掘ったなぁ~と毎回感心してしまう、

苔に彩られた沢を進むこと約1時間、決定的な手掛かりとなるレール跡を発見、遡行した沢沿いに軌道が敷かれていたのだ。
やはり残っていたK根室鉱山跡、70年以上の時を超えた遺構発見に探検隊も喜びたいところだが、我々はあくまで貪欲である。
軌道跡があれば抗口も残っているのでは?、小休止の跡、軌道跡を予測しながら沢沿いをローラー作戦で攻めてみた。
ローラのように「んん~わかんな~い」では終わらせないのが探検隊だ。 まさに「傷だらけのローラ」作戦~古い?

北根室鉱山 (18)



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