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前回に続き積丹町の旧道探検編~
美国地区から国道229号を走り景勝地の積丹岬を通過、ドライブルートのハイライトとなる神威岬が見えてくると旧道地帯である。
付近は大正時代から難工事の末に開通した道が多く、海岸線にもその歴史跡が見られる。

積丹町来岸トンネル (4)

積丹半島の海岸線は荒々しくも風光明媚な景勝地や、秘境好きには旧道探検、温泉に滝と多彩な観光ルートとして知られている。
過去記事にも数多く掲載しているのでお楽しみ下さい、と宣伝はこの辺で本題へ(笑)

旧道トンネルのある来岸地区は、休日には海釣り客で賑わい駐車場やトイレも整備されており、 車を下りたすぐ先に現役の来岸トンネルと旧道、さらに旧旧道~と3世代が確認できる。

積丹町来岸トンネル (6)

現来岸トンネルは平成16年に開通で長さ166m、すぐ横に塞がれた旧トンネル(昭和45年頃に竣工)が見えるが目指すのは海岸線に残る明らかに素掘りの旧旧道、コチラは大正12年竣工の記録が残り距離は15m程と短く、内部は計算されたような素掘りのアーチ形、凸凹の壁には確かな歴史が刻まれている。僅かな時間旅行を楽しんだ先は草地ですぐ先にも素掘りトンネルが残っていた。 看板からかつてはキャンプ場として開放されていたようだ。

積丹町来岸トンネル (9)

積丹町来岸トンネル (12)

積丹町来岸トンネル (1)

奥の素掘りトンネルの先には民家が数件確認できたが、柵があるようなのでここで引き返しました(笑)。地形的に崖崩れ地帯なためキャンプ場も閉鎖したのか?。
今でこそトンネル建設も技術が進んだが、かつては岩場を人力による素掘りしか方法がなかった。 長い距離になると相当のリスクを伴ったことは間違いないだろう、かつて陸の孤島とも言われた積丹半島には、こんな旧道~旧旧道トンネルが数多く残されている。

<積丹町来岸トンネル (13)

積丹町来岸トンネル (14)
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