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W杯サッカーカタール大会も、日本がベスト16進出しアルゼンチンの劇的な優勝で幕を閉じたのでブログも再開、今回は車道沿いに残る鉱山跡と抗口を探検してみた。
この付近には、昭和20年頃まで小規模の鉱山が幾つか稼働していたが、戦後の道路工事などで殆どは埋められたそうだ。

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駐車した場所には鉱山跡の名残がある橋が架かっており、シーズン中にはそこそこの交通量がある道路だが、99.9%の車は素通り、残り0.1%が我々探検隊というわけだ。
付近は斜面の法面工事が進み、岩盤がむき出しになった場所が沢沿いに残されている地形で、以前にのん隊長が車道からリサーチすると僅かに抗口の穴がみえたそうで、今回はその実態を解明する。

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(突入して10m程進んだ地点から入口を振り返った画像)

道路工事の際に人工的?土砂崩れ?なのか入口部分はほぼ埋没しており、土砂を除けて足から突入して下りた坑道は、水を打ったような静けさと暗闇、ライトで照らすと奥まで延びる坑道が浮かび上がった。
水量は足首位まであるが突入は可能なようだ。 まずはのん隊長が先陣を切って突入、フラッシュ撮影で浮かび上がる赤茶色の壁は、歴史を感じる素掘りトンネルのような粗い掘り方、車道からすぐだが北海道にはまだこんな裏世界が残っている。

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バシャバシャと水を弾きながら進むと、木片で作られた台座のような跡があるが、おそらく灯りを置いていたと思われる。
この鉱山の歴史は古く、大正時代の初期には鉱床が見つかり採鉱が始まったそうで、昭和20年頃まで稼働していた記録がある。
残された木製の支保工は既に70年以上経過している計算、触っただけでボロボロ崩れていくほど腐食している。壁が少し黄色味を帯びた色に変わってきたが坑道はまだ続いており更に突入を敢行、水量はやや減ってきて歩きやすくなった。

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主に金銀銅などが採鉱され、黄色い筋状の岩が鉱床と思われる。すでに50m程進んだろうか、緩くカーブした辺りで行き止まりとなっていた。 歴史に消えたIN鉱山跡は道路工事で埋められながらも、坑道だけがひそっりと残っていた。
入口へと帰還した探検隊「この人たちは何をしてるんだろう」と訝しげに見るドライバーを横目に、今回の探検も無事終了となった。

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