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炭鉱跡には様々な遺構や廃墟が残されるが、今回は火薬類取扱所跡を探検、坑道を掘り進めるには基本的に火薬での発破作業が欠かせない、もちろん火薬類は危険物なため、厳重に保管され取扱所や専用の倉庫(火薬庫)も造られていた。

北炭新炭鉱火薬 (1)
殆どの炭鉱では閉山後に他の施設と一緒に取り壊されたが、山中深くに残る炭鉱跡では、意外とほったらかし状態になっている。
今回は林道を30分程進み、火薬庫取扱所の廃墟へ突入してきた。 かつては全国にもその名を轟かせた某炭鉱だが、閉山後は過疎の街となり人口も激減している。

北炭新炭鉱火薬 (2)

北炭新炭鉱火薬 (4)

廃墟の入口は長年の土砂で埋没しているが突入は可能、今回も探検家ののん隊長と探検してきた。 突入すると木造りのロッカーだろうか?、名前が張られておりまだ使えそうなほど保存状態もよい、開閉の戸はすでに無く足元には書類や文房具、名札、坑内用のバッテリー等様々な残骸が残され時の流れを感じさせる。

内部は8畳ほどでそれほど大きくはない、ロッカー横には受け渡し場所のような窓枠と朽ちた机、その時暗闇の中にバタバタとした音と奇声が響く!!?、ライトで照らした先にはコウモリが数羽、天井からぶら下がっていた。

北炭新炭鉱火薬 (15)

北炭新炭鉱火薬 (10)

探検隊もコウモリには既に慣れており撮影続行、基本的におとなしい動物なので人間を襲うことはまずない、夜行性で昼間はこんな暗闇に潜んでいるのだ。 どうやら就寝中の急な来客にびっくりしたようだ。
内部はコンクリート製の頑丈な造りが印象的で、炭鉱の歴史を伝える貴重な存在になりそうだ。付近には坑道や風呂場跡など多くの遺構がまだ残されており、少し先には火薬庫も残されているそうだ。

北炭炭鉱火薬 (14)

北炭新炭鉱火薬 (9)

北炭新炭鉱火薬 (11)
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