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今回は、狩勝峠を貫く廃線好きにはおなじみの旧根室本線(旧狩勝線)を探検してみた。同峠を迂回する現根室本線は、最近一部がバス転換に決定、不通区間の駅は廃駅の運命となっている。
探訪したのはネットでも情報が少ない「狩勝信号場跡」、春先や秋には車道直下に旧トンネルが確認出来るがほぼ忘れられた存在だ

旧狩勝線信号場 (2)
狩勝峠頂上のやや札幌寄りの地点から樹林帯を見下ろすと、僅かに信号場跡と旧狩勝トンネルが見えた。ここからは刈分け道を下るのだが、地元では年に数回探検ツアーも行われており説明看板なども整備、それほど秘境感はないがヒグマ対策は必要だ。探訪したのは9月、目視でも信号場跡の木々が茂っていない場所が確認できる。  前回記事はこちらで
旧狩勝線

旧狩勝線信号場 (3)

旧狩勝線信号場 (4)

刈分け道を下ること約20分でコンクリートの基礎部分が見えてきた。 最後に沢を渡る以外は全く問題なく辿り着いてしまった。
それでは探検前に旧狩勝線を少しおさらい、時は明治時代中期、十勝地方と石狩地方の物資輸送のための鉄道計画が持ち上がる。 ただ苦労したのは狩勝峠越え、幾つものカーブやスイッチバック方式、トンネルも掘られ難工事の末に明治40年頃に開通した。
峠を貫通する狩勝隧道(トンネル)はレンガ造りで長さ954m、当時は石炭燃料のSLだったためトンネル内には常に煙やススが充満、運転手はかなり苦労したようだ。 昭和41年に新狩勝トンネルが開通し役目を終えた。
路線跡は現国道38号線と平行しており、痕跡も断片的に残っている。

旧狩勝線信号場 (9)

旧狩勝線信号場 (5)

説明看板によると、当時は「官営鉄道十勝線」と呼ばれ引き込み線2本敷かれていて約30世帯が生活、商店もあったそうだ。
散策すると建物の基礎部分があちこちに点在し、引き込み線跡も確認できた。この旧狩勝線は2009年に近代化産業遺産にも認定され、地元でも路線跡は草刈りが行われ保存整備がされている。さらに車道からも見えていた峠を貫通する狩勝トンネル跡も探検してみる。  つづく 


旧狩勝線信号場 (11)

旧狩勝線信号場 (6)

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