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かつて明治時代から採鉱された夕張市には、全盛期で大小20以上の炭鉱があった。
炭鉱が斜陽をむかえ廃鉱した後は、観光に力を入れ巨大テーマパーク石炭の歴史村を作ったが、
バブル経済の煽りで平成18年に数十億の負債を抱え廃園、今は観光会社が引き継ぎ「石炭博物館」が細々と営業している。
「バリバリ、夕張」のCMを知っている人も多いはず、(このフレーズは花畑牧場の田中義剛が考えたらしい)
前置きが長くなりましたが、今回はそんなバブルの遺跡からスタート
北炭夕張炭鉱大新抗へ①
画像の橋は、かつてのゴーカードの走路です。
ここから林道を徒歩で進む、閉園になった施設群は寂れ人気は全くない
人生と同じ理想と現実は厳しいようです。

目指すは夕張大新坑と呼ばれる炭鉱施設跡、昭和30年に廃鉱の記録がある。
ブッシュが茂るものの、林道はしっかりしており迷う心配はない
ヒグマに用心しながら20分程歩くと、緑に飲まれた宮殿のような遺構群が見えてきた。
奥にはボタ山もみえ広範囲に残っている
北炭夕張大新抗0向①

北炭夕張炭鉱大新抗4①
骨組みだけになっている。

北炭夕張炭鉱大新レンガ①
炭鉱跡によくあるレンガ造りの建物

窓や天井が抜け落ち、草木の伸び具合が年月の長さを物語る。
少し探索してみよう
そばには、扇風機のような錆びついた巨大な機器が横たわる。
かつては唸りを上げて活躍していたのだろう、今では遺構群の門番といった感じか?
北炭夕張炭鉱大新抗6①

北炭夕張炭鉱 大新抗①

北炭夕張炭鉱大新抗2カット

北炭夕張炭鉱大新0①

非常に興味深い、
夕張の炭鉱は昭和の時代に全て廃鉱になり、すでに30年ほど経過、残された遺構群は歴史の闇へと葬られた。
ネット世界が無ければ、このまま忘れられたであろう
かつての栄光を偲びながら、さらに奥へと探険





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