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今回は高校野球の記事でお楽しみ下さい
先日春の全道高校野球大会が終了し、北照高校が東海大四を4-3の接戦で下して9年ぶり4回目の優勝を果たしました。
名門校同士の対戦で試合内容は互角、チャンスを確実にモノにした北照の勝負強さが光りました。
今大会は、センバツ帰りの駒大苫小牧が支部予選の初戦で敗れるという波乱含みのスタートでしたが、おおむね強豪校が勝ち上がり熱戦も多かったようです。
高校円山
北照は4試合でチーム打率347、23得点、11失点、7盗塁、1失策という内容でした。
今大会は、支部予選から起用した控え投手も好投を見せるなど成長、夏に向けて戦力もアップしたようです。
エース斎藤(左上)は全国レベルの好投手ですが、今大会はやや不調で、四死球を簡単に出したり連打を浴びるなど不安定さを露呈、ただ不調なりにも抑えるのはやはり並以上の投手。
ストレートはM143kで伸びがあり、内角のストレートをことごとく詰まらせ、2種類あるスライダーの切れはネット裏から見てても素晴らしく、各チームは狙っても打てませんでした。
夏へは斎藤をいかに崩すかが、各チームのカギでしょう

ただ課題はバッテリーエラーの多さで暴投と捕逸は8つを数え、内外野の1失策と比べても課題が残ります。
先頭打者に簡単に四死球を与えたり、2ストライクと追い込みながらタイムリーヒットを浴びるケースもありました。
ただ投手陣は、斎藤を含め4人いるので、夏へはキッチリ仕上げてくるでしょう。

攻撃面は機動力を生かし、相手のスキを突いた走塁でミスを誘うなど試合巧者ぶりを発揮、打線も長打力を備えており得点能力が高いチームですが、緩急をつける技巧派の投手に連打が出ず苦労したのが目につきました。
また序盤に得点できないと、焦りからフライや早打ちが多くなり課題も残ります。 
個々の能力は高いので、夏まではメンタルの強化ですね。

長々と書いてしまいましたが、なにぶん高校野球オタクなもので書き出すと止まりません・・・・・・
最後に今大会で印象に残った試合のひとつ、2回戦の北照ー札幌第一の戦いを振り返ってみます。
いわゆる強豪同士で熱戦を予想しましたが、一つの小さなミスが明暗を分けました。
場面は1-0とリードされた北照4回裏の攻撃、一死二、三塁のチャンスに打者は一塁ベンチ前付近にファールフライを打ち上げました。 捕手は難なく捕球、二死二、三塁で次打者と誰もが思いましたが? なんと肝心のホームがガラ開きになり、三塁ランナーがタッチアップからホームインしました。原因はホームのカバーに入らなかった投手のミス、記録上は犠飛ですが完全な札幌第一のミスです。
その後動揺した投手が連打を浴び、四球や振り逃げ、エラーも重なり4失点、まさに音を立てるように崩れました。
こうなると勢いの付いた打線は止まりません、繰り出す投手陣も完全に粉砕され10-3の7回コールドで北照の勝利、
一つの小さなミスが大量失点に繋がるという野球の怖さ、一球の怖さを感じた試合でした。







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