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洞爺湖周辺にもかつて鉱山が幾つか栄えていた。 
最盛期には汚水が洞爺湖に流出し公害問題も発生したが、閉山後の有珠山噴火により噴出した岩石が洞爺湖に流入し、巧く中和されたとも言われている。
今では観光名所として知られる洞爺湖の奥に眠る、虻田鉱山跡を探険してみた。
虻田鉱精練 (13)上見


市町村合併により虻田町は、洞爺村と合併し洞爺湖町になった。
古くから火山活動を繰り返し、最近では平成12年の噴火が記憶に新しい有珠山を横目に虻田鉱山跡へ向かう
道道沿いあり、春先などは高速道路からも精練所跡が見られるらしい
虻田鉱精練 (19)カツ

虻田鉱山の歴史は古く、明治時代から採鉱され休止、再開、合理化を繰り返し最終的には昭和59年頃までは稼働していたそうだ。
その後施設はほぼ解体されたが、小規模な精練所と廃水処理施設が森に残されかつてを偲ばせる。
とある橋のそばから突入探険してみた。
虻田鉱精練 (2)

虻田鉱精練 (3)

ブッシュの奥にそれは眠っていた。
道路沿いにありながら、夏なら全く気付かないほど木々に覆われ今は探険者もいない
かき分けながら進むと、アーチ状の宮殿跡が見えてきた。
アジアではマラカニアン宮殿(フィリピン)が有名だが、鉱山施設も戦前戦後を支えた日本の象徴だったのかも知れない、
今では、劣るとも勝らない?(つまり下ということ)
虻田鉱精練 (6)

虻田鉱精練 (9)

独特の鉱山臭のなか内部へ潜入してみた。 洞穴のような地下室跡からコンクリートの遺構をよじ登ってみる。
滑車の跡や足場の跡、鉄骨などがむき出しで残り、崩れかかっている場所もあるようだ。
錆びついた鉄板や板きれなどが散乱し時の流れを感じさせる。
ブッシュの奥には道路が見えるが、全くの別世界のよう
探訪者はわずかにいるようで、踏跡を辿るように最上部へ登ってみた。
虻田鉱精練 (12)上見
                     ~さらに探険はつづく~
      




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