恵庭市は、札幌近郊でも気軽に渓谷探索が楽しめる場所として知られている。
白扇の滝、ラルマナイ滝、三段滝などは駐車場から探勝路が整備され、観光雑誌にも必ず登場し
四季折々に楽しめるスポットである。
そんな所に不釣り合いな、本格的登山装備の男がやってきた。
ラルマナイ滝駐車場でトイレに入ると、「この人は何処に行くんだろう」と、明らかに奇異な視線を感じつつ
孤独な戦いが今回も始まる。
漁岳林道①

恵庭渓谷から車でさらに山間ルートを進み、漁岳麓にある漁岳林道が恵庭鉱山へのアプローチ地点
頑丈なゲートがあるので、徒歩で進むようだ。
一帯はすでに恵庭鉱山の跡地で、小学校跡や火葬場跡があるそうだが、ブッシュに埋もれて夏だと確認は難しい
今回目指すは精錬所跡と2ヶ所ある坑口を探すこと、地形図ほか七つ道具の活躍に期待しよう
林道を30分ほど進み、秘密の目印からブッシュを分けると選鉱所跡らしい石組を発見、どうやらビンゴのようだ。
恵庭鉱山5① (1)

ここからブッシュと笹ヤブの格闘が始まる、要は真っすぐ進めば精錬所に到着するはずなのだが?
胸元まで迫る笹ヤブを回避し獣道を辿る作戦にでた、林道からは全く見えないため、発見を断念した探険者も多いそうだ。
左側にヤブの薄い緩い斜面があり、試しに登ってみると、なんとあっ気なく製錬所の上部に出た。
まだ予想タイムの半分くらい、何事もそうだが長年の知識と経験で身に着いた感覚は正しいようだ。
恵庭鉱山5① (2)

どうやら、廃道と化した精錬所上部への巻き道を偶然登ったようで、上から見下ろす位置に立っている。
ちなみに、恵庭鉱山の歴史は昭和6年頃から試掘がされ、昭和18年には休業しそのまま廃鉱となった記録が残る。
すでに70年以上、迷宮の密林に放置されながらも、数少ない探険者を待っていたようだ。
さっそく、アレコレとリサーチ
恵庭鉱山5① (3)

恵庭鉱山10①

沈黙の要塞は古城のような佇まいを見せていた。
土台跡も苔に覆われ宮崎アニメにも出てきそうな雰囲気、長年経っても崩れないコンクリートと飲みこもうとする緑のせめぎ合いがよく分かる。
札幌近郊ながら密林の奥にこんな世界が残っているとは、
ただヒグマの痕跡もあったので注意!!
恵庭鉱山7①

恵庭鉱山5① (4)

林道に戻り、更に笹ヤブと沢歩きで坑口へとアタック

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