今回ももちろん高校野球の記事です。これを書かないと高校野球評論家は語れません
今日の準々決勝で、「機動破壊」の健大高崎(群馬)の走塁を封じ1-0の接戦を制しました。
自身も総合力や、1、2回戦の試合内容から正直勝てるとは思ってませんでしたが、
データで推し計れないのが高校野球の面白さなんです。
では、いつものように試合内容をランニングスコアで振りかえってみると
高校円山

画像は札幌円山球場です。
 東海大四 000 010 000  1
 健大高崎 000 000 000  0

スコア的には1-0ですが、単なる投手戦ではなく、機動力の攻防と様々なかけ引き、作戦がぶつかり合う内容の濃い戦いでした。
戦前の予想では、健大高崎の「機動破壊」と呼ばれる機動力を絡めた走塁を大四がどう防ぐかがポイントでした。
先発は、健大高崎が控えの右横手投げの変則投手橋詰で、これは前回のブログ通りある程度予想しましたが、東海大四は左腕の権が先発!!、立ち上がりの機動力を防ぐ意図もあったのでしょうが、健大高崎が一番驚いたかもしれません

1回大四は1番の富田がヒットで出塁しますが4番の邵が三振、その裏早くも健大高崎は2番の林がヒットで出塁し、早くも機動力の攻防場面で盗塁を敢行、野手の落球でセーフになりましたがタイミングはアウトでした。
さらに3番柘植がレフトへ深いフライを打ち上げ、二塁ランナーはなんとタッチアップで3塁を狙いますが、レフトの塩田は予想していたのか、落ち着いて3塁へ好返球して併殺、まずは軽いジャブの応酬でした。

2回、健大高崎は連打で無死一、二塁のチャンス、打者はバントの構えから見送りましたが、捕手の小川が飛び出した2塁ランナーをけん制で刺す好プレー、その後内野の失策もありましたが抑えます。
このプレーで健大高崎の攻撃に少し焦りが出たようで、3回にも1塁ランナーがけん制死、4回には三塁線を破る長打性のヒットが審判に当たりシングルヒットになる不運、併殺もあり健大高崎の拙攻はこの後の打撃にも影響がでてきます。

先発の権は、最速120k弱のストレートに100k台カーブとの緩急が冴え要所をしめる投球で0点に抑えます。
健大高崎の打線は緩い球にタイミングが合わず、ボール球を無理に引っ張る大振りが目立ちフライが多くなる悪循環、
そして迎えた5回表、大四はヒットから一死二塁のチャンスを掴み投手の権に代打の吉田を起用、期待に応えて右中間にタイムリーヒット、押しても押しても点が取れない健大高崎の焦りは更に加速、 大四は満を持して5回裏から登板したエース大沢がエンジン全開で三者凡退、大きな山となったのは7回裏で先頭に四球を与え、次打者は2塁ゴロで併殺コースと思いきやエラー、1塁への送球も逸れ大ピンチと思われましたが、打者が2塁を欲張りアウト(完全な暴走)、場面は一死三塁、いつもの健大高崎なら内野ゴロや犠飛で生還できるケースでしたが、打者は焦りと力みで凡退
8回にも併殺打で万事休す。

この日の健大高崎は、自信のある走塁がアダとなったり得点できない焦りから、足に溺れた暴走が目立ちました。
好走塁と暴走は紙一重といいますが、それは冷静な状況判断がなせる技、劣勢時の無理な走塁は試合の流れを変えてしまい、悪い流れは打撃の焦りになり繋がりを欠きました。 

更に、バント失敗の併殺やエンドランも不発、けん制死も重なり、強行しても力んでフライを上げる、策士策に溺れる展開にハマってしまったようです。
ただ、選手は一生懸命やった結果で誰も責められません、守備は再三の堅守でピンチを防ぎ無失策で大きな敗因は見当たらない(東海大四は2失策)、「高校野球と云うのは難しい」、と改めて感じさせられた一戦でした。
かくして東海大四が平成5年の駒大岩見沢以来のベスト4進出を決めました。 オメデト~
ただ課題は多く残りました、この日も外角中心の投球に左打者が対応できず苦労しました。(決勝打の吉田は右打)

準決勝の浦和学院は、昨秋の「明治神宮大会」で10-0の6回コールドで敗れたチーム、左腕の好投手を擁し、徹底して外角を突いてくるハズ、特に4番の邵は今日チャンスに3三振と精彩を欠きました。
対策として、左打者は死球覚悟でベース寄りに立ち外角のスライダーをあえて狙いたい、低めの見極めも重要、
エースの左腕江口は、以外と左打者に打たれているようです。
明日は休養日で、明後日火曜日の13:30試合開始予定です。







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