夏の甲子園大会3日目、白樺学園は延長戦の末3-4で下関商に敗退、北海道勢は姿を消しました。
白樺学園は、攻撃の悪い面が全て出てしまった感じで、焦りから最後はミスが出てツキにも見放されました。
雷で中断があり、途中からご覧になった方も多いと思われます。
気が重いのですが振り返ってみますと
高校円山


  白樺学園 001 000 020 00  3
  下関商業 102 000 000 01  4
 
下関の先発は技巧派左腕の森元、白樺は本格派の河村が先発でした。
河村は立ち上がり不調で、球威のないストレートと決め球のフォークが高めに浮きタイムリーを浴びて失点、
まだ初回なので1失点で済んだと思えば大丈夫でしたが、2回表の攻撃で完全なボーンヘッドとも思える走塁ミスでチャンスを潰す。
場面は一死一、二塁でセンターへの深いフライ、しかしセンターが捕球した瞬間に落球、2塁ランナーはタッチアップしており大チャンスと思われましたが、なんと1塁ランナーと打者がアウトと勘違いして走っておらず併殺でチェンジ、完全な走塁ミス(プロ野球なら罰金ものです)
このプレーは地味に終盤まで響きました。

3回表タイムリーで同点にしますが、その裏に警戒していた機動力で揺さぶられ、スクイズも決められて1-3、白樺打線は緩急に苦しみ、内外角低めに決まる変化球を見極められず、ボール球に手を出したり、無理に引っ張りにかかってゴロやフライの山でチャンスも作れません、投手は6回から投入した中野が好投して追加点を許さず、迎えた8回表に4番の加藤が甘く入ったスライダーを捉えて同点本塁打を放ちます。
苦労してきた変化球をやっと捉えますが、同点以降も相手バッテリーは冷静でした。
9回で決着がつかず延長戦に突入、しかし白樺は相変わらず変化球に凡打を繰り返す展開、相手の堅守にも阻まれます。

延長戦で怖いのはエラーと長打と言われますが、白樺は攻撃の焦りが守備のミスに繋がります。
10回裏、先頭に遊ゴロエラーで出塁され、さらに一死一、二塁の大ピンチ、ここは内野ゴロの併殺で切り抜けますが、目立ったのは下関の勝利に対する執念、地味ですが常に全力疾走を怠らず、泥臭く1点を取りに行く姿勢、これが白樺の守備陣にプレッシャーを与えました。
さらに11回裏、一死から平凡な2塁ゴロにまたもエラーが出て1塁への悪送球も重なり1死2塁のピンチ、ここでは解説者も言ってましたが、1塁手のカバーリングに誰も入っておらず、みすみす2塁へ進塁、いつもだと捕手が入っているハズですが、この時だけ怠ったようです。

何事もそうですが、1つのミスはよく起きるモノで、その後をどう防ぐかが重要です。 捕手の川波はこの無安打でその影響があったのかも知れませんが、甲子園ではこういった小さなミスでも見逃してくれません、振り返ると2回表フライ落球の後、冷静に走者を刺して併殺にした下関商とは対照的でした。 その後2死まで散りますが最後はセンターへサヨナラ打を浴び万事休す、これもクリーンヒットではなく、打ちと取られた当たりでしたがコースが良く、ショートのグラブをかすめる様に抜けたもの、この日の下関商を象徴するような泥臭いヒットでした。

全体的に観て、下関商は勝利への執念とひたむきさが1枚上でした。打てないときにどうやって点を取るか、再三機動力や盗塁を仕掛け、抜け目ない走塁で白樺守備陣に圧力をかけ続けて終盤にミスを誘う、白樺は攻守とも後手に回り、左腕の技巧派相手に焦りばかりが目立ち、4安打に3失策では勝てません 
力のあるチームでも甲子園で勝つのは難しいことを思い知らされた試合だった。





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