前回よりつづき、
斜面と笹ヤブの格闘で尾根のような場所にでた。
ブッシュで隠れているが、谷底からは「ゴォー」と巨大な獣が潜んでいるような轟音が響き渡る。
渓谷はかなりの高さがあり、向かい側には柱状節理がそそり立つ
開けた場所に出ると思わず息を飲んだ。見下ろす巨大な渓谷とそこを流れ落ちる温泉の滝、周囲は硫黄臭に包まれ、別世界へと迷い込んだ錯覚に陥る。
そこは地球創世記の姿だった。
石灰華奥へ (10)
迫力と100m近くある深い渓谷に思わず足がすくむ、「ゾクゾク」
まずは撮影をしてみるが探険隊は欲が出るもの、上流部に音は聞こえるが影になり見えない滝があるようで、周囲の地形から判断して10m以上はありそう・・・・・・・・・・迷ったがここまで来て見逃すのは探険隊のプライドが許さない
急斜面(崖に近い)をトラバース(横断)すると、少し先に平地がありそこまで行ければ安全なようだ。
ただ足元を誤れば、ロープも届かない落差100mの谷底へ真っ逆さま、生つばを飲みこんでいざアタック、
(一般の方はご遠慮下さい、冗談抜きで危険です)

石灰華奥へ (11)
眼下にみえる渓谷を流れる温泉

石灰華奥へ (1)
深い渓谷と谷底、滑落すれば・・・・・・・、

石灰華奥へ (12)
危険なアタックの末、撮影に成功した温泉の滝、V字谷の急斜面がよく分かる

極力、下を見ないように足場を確認しながら慎重に進むが、高所恐怖症で無い自身でも少し震えが来る。
途中なんとか撮影ポイントまで来たので、そこで止めときました。
V字谷の奥には落差10m程の滝が見えた。
斜面からも源泉が湧きでており、巨大な渓谷と源泉の大量な流れを形成、最上流部はいったいどうなっているのか?
ドローンでも無ければ探険は無理です。
滝の温泉と言えば知床の「カムイワッカ湯の滝」が有名ですが、秘境度と地形の険しさからして、こちらが何枚も上
近年でも屈指の探険記となりました。

石灰華奥へ (15)
渓谷の隙間からは下界と連峰が僅かに見えていた。

人間の想像を遥かに超える、大自然の神秘とパワー、前人未到(たぶん)の深山幽谷には、まだこんな世界があった。
興奮冷めぬまま、休憩後は無事に下山、今年では文句なし№1の秘境探険でした。
石灰華 (22)

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