道北の下川町は、かつて2大鉱山で栄えた。
市街地南にある三菱下川鉱山は、昭和16年に本格稼業が始まり全国有数の銅の産地として隆盛を極めるも、昭和57年に閉山し現在でも製錬所や鉱口などの遺構が多数残る稀な存在らしい、ただ厳重管理され一般者は立入禁止で遠巻きから遺構を眺めるしかないようだ。
もうひとつのサンル鉱山は大正時代に開鉱され、戦前から戦後にかけ金銀の産地としてして知られていたそうだ。
しかし、採算性の問題から休山を挟み、昭和46年に一応の閉山となり、昭和61年頃までは細々と採鉱されていたようだ。
こちらは今どうなっているのだろう?、20年ほど前の地形図にはサンル鉱山跡の記載があり探険してみた。
サンル鉱山 (3)①

サンル地区は、現在「サンルダム」の建設工事が行われカーナビの道路状況も大きく変わっている。
鉱山跡への道も旧道となり分かりづらくなっており、山感を頼りに町道へと入り、牧草地を抜けて鉱山の沢へと林道を進む、この辺はダム底には沈まないようだ。
進むとかつて建物跡と思われる狭いさら地が目につくが、今では完全に土に還っている様子、発砲禁止になっているが通行禁止にはなっていないので、淋しい林道を3kほど進むと何やら見えてきた。
サンル鉱山 (2)①

サンル鉱山 (5)①

これはどうみても鉱口ではないか?
数年前に坑道廃水の大量出水で急遽工事が行われたそうだが、今は落ち着いていてコンクリートで頑丈に固められ、廃水はチョロチョロと流れて沢へ放出されている。
廃鉱山の宿命ともいえる坑道廃水処理は、長いと20年以上は必要になるそうで、河川の汚染が問題になる時もあるそう
ちなみにサンルは珊瑠と書くそうです。
川向かいに目をやると広いさら地を発見!!、奥には崖を固めたコンクリートの壁、地形図でも付近が鉱山跡と一致する。
地形図通り、この先にある橋を渡りさら地へと出てみた。
サンル鉱山 (7)①

サンル鉱山 (10)①

間違いない、ここがサンル鉱山跡で、かつては所狭しと施設があったと思われる。
普通の人ならこれで帰るかもしれないが、長年の感覚が斜面へと誘う!?チラッと人工物が目についたのだ。
逃しませんよ~、僅かな手掛かりから芋づる式に遺構が見つかるのはよくある話、目は近視だが探険視力にはかなり自信あり
少しの登ってみると石垣のような?、その上には、これは紛れも無く製錬所跡?
サンル鉱山 (11)①

サンル鉱山 (12)
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