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小樽市朝里地区と云えば朝里川温泉が全道的に有名、数軒の宿が立ち並び入浴利用された方も多いと思われる。
歴史を辿ると朝里地区はかつての朝里村で、昭和15年小樽市に編入され、この頃には、戦争に備え小樽~銭函間の小樽軍事道路がすでに開通していた。
この道路は現在でも林道として整備され、途中の崩壊箇所までは車の通行も可能、朝里鉱山跡はその道路から近い場所に細々と稼働していたようだ。 資料が乏しくネットでも探検の記録は皆無に近い、長年の嗅覚と山感、第六感が頼りになりそうだ。
朝里鉱山 (5)


今回は見落としがないよう、軍事用道路を徒歩で進み怪しい廃道を片っぱしから調査する作戦、林道は分岐が多く地形図等は必須アイテムといえる。
朝里鉱山の稼働は戦後の数年間で、昭和30年代にはひっそりと廃鉱、主に自然の岩石から鉄鉱石を採取する露天掘りが中心で、幾つかの鉱床が残っており、一部坑内掘り(坑道)もしていたとか?
名探偵のような謎解きをしながら軍事道路をしばらく進むと、手掛かりとなる仏の沢沿いの廃道を発見!!、

朝里鉱山 (23)仏

朝里鉱山 (25)仏

廃道化した山道が奥へと誘う、地形図にも沢の名前はなく道の記載も無い、自分が仏様か迷探偵にならぬよう装備は万全でアタック、ここを800m程進むと仏の沢鉱床があるハズ、途中不自然に大岩が幾つも転がっており、切り出された鉱床跡に間違いない
まず行止まり付近で見つけたのは、埋まった坑口跡?

朝里鉱山 (26)仏

画像では分かりにくいのだが、不自然な窪地があり、斜面の坑口部分には植生が無い、廃道化した道が続いているなど、感覚から坑口で間違いないと思われる。
ここからよじ登った斜面には岩の墓場のようにゴロゴロとした大岩が無造作に並んでいた。 ここが切り出し場だったのか
こんな山奥には全く不自然な場所で、かなり広範囲に渡り自分の身長以上の大岩が並んでいる。 

朝里鉱山 (36)仏


朝里鉱山 (32)仏

朝里鉱山 (34)仏

朝里鉱山 (30)仏

おそらくここが、仏の沢鉱床部だったと思われ、この先で山道は途切れ笹ヤブに埋まっていた
古いワイヤーらしき跡が朽ちていたり、人工的な臭いが漂いますね~
しかし、ここの発見はまだ序ノ口、序ニ段レベルにすぎなかった。  このあと探検した裏山鉱床で発見したモノとは?
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