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北海道で遺構好きな方には有名なのが、かつて全国でも1、2位を争う採掘量を誇った鴻ノ舞鉱山跡(紋別市」)、
昭和48年に廃鉱となったが、現在でも道路沿いから多くの遺構を見ることができる。
そんな場所の近くに、かつて鴻ノ舞不動健康センターと言われる温泉施設があったことを知る人は少ない
昭和52年ころから10数年で廃湯となり、現在は巨大な廃墟と化しているようだ。

鴻ノ舞不動健康センタ



廃屋探検は自身の専門分野ではないが、今回は温泉跡のこぼれ湯探しとして探検してみた。
道道沿いを走っていると、それは何の前ぶれなしに現れた。 周辺は民家や人工物は一切無く、峠のような林間を貫くカントリーロードでドライバーなら誰もが目を止めてしまう!!、なぜこんな場所に巨大な廃墟が?
例えれば、人通りも少ない田舎道でミニスカートの綺麗なお姉さんが歩いているようなもの、秘境ハンターなら素通りできない
調べてみると、大正末期に温泉が発見され昭和25年ころまでは温泉旅館があった。
その後、再ボーリングされ温泉施設が作られたが、いかんせん交通の便が悪く通行量も少なすぎたようで、10年余りで廃館となったようだ。

鴻ノ舞不動健康センター (1)

鴻ノ舞不動健康センター (5)

自身もここの存在は最近知ったほど、せっかくなので源泉探しも兼ねて探検してみましょ
鉄筋コンクリートはむき出しで、足元に絡みつくほど変形しており、2階や壁、窓なども完全に崩壊して見るも無残な姿、室内は荒れているが見通しが利き風通しが良くなっている。 夜には絶対に来たくない
鉄筋の残骸トラップとコンクリート片を交わしながら裏へと廻ってみると、脱衣場と浴室跡があった。

鴻ノ舞不動健康センター (4)

鴻ノ舞不動健康センター (8)

鴻ノ舞不動健康センター (6)

鴻ノ舞不動健康センター (10)

タイル張りで現代風な浴室、説明看板にはラドン温泉の記載があった。
どうやら源泉が少ないためか、ラドン温泉と併用していたようだ。 廃屋好きな方には優良物件かもしれない(笑)
源泉がないかとウロウロすると裏側に怪しい箇所を発見、黄土色の冷泉が地面から湧きだしている!!
手に取ると冷泉にありがちな金属臭、 源泉だと思われるが湧出量はかなり少ない
 
鴻ノ舞不動健康センター (7)

鴻ノ舞不動健康センター (9)
建物の奥は駐車場だったようで、広い更地となっていた。





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