かつて札幌近郊には石狩、厚田、茨戸と3大油田地帯が栄えていました。 石狩市と旧厚田村(現石狩市)に石油が湧いているのはよく知られていて、ネット上でもかなりヒットしますが、茨戸油田の情報は少なく、石油がいまだに湧いているという情報は皆無に近いようです。
石狩油田

いろいろ調べると、かつては30ヵ所以上の掘削井があり、櫓が立ち並ぶ姿も荘厳だったとか、昭和32年から本格稼働し昭和50年頃には採算性の問題や、湧出量減少により廃止されたようですが、石油は完全に枯渇したのか?

茨戸油田 (8)

とある信頼できる筋から入手した資料では、札幌市と石狩市の境界となる茨戸川を挟み、双方で掘削されたそうで古い地形図には油井マーク(井)が川沿いに20ヶ所ほど散見される。
数撃ちゃ当たる戦法で、片っ端から当たれば、何かが見つかるのでは?と安易な考えで探ってみたのだが、
発見とは、少しの探検心と勇気から始まるってか
東西約500m、南北でも約2.5kに密集しており、徒歩中心で辿ると、今では私有地の畑に利用されたり、完全な更地(空き地?)が多く痕跡は何も見当たらない、ただ気になったのは油井マーク付近にある畑の真ん中に、ナゼか孤島のように木が密集している場所があった。奇妙だな~と思っていたが、この理由は後ほど分かることになる。

茨戸油田 (13)

いくつか周るが痕跡は無く油の湧出もない、「やっぱ枯渇したかな~」と思いながら、川岸の歩道を注意深く進んでみると、草が妙に変色している箇所があった。 
紅葉には早すぎで不自然!!?、付近は畑の端で、用水路のような小さい沢になっているようだ。
試しに草を分けて降りてみると、臭う!!プンプン臭う、まさしくガソリンスタンドのアノ臭い

茨戸油田 (16)

茨戸油田 (14)


茨戸油田0 (1)

手に取り臭いを嗅ぐと、オォ~これは紛れもない石油、茨戸油田湧出のナゾをついに発見した。
廃井後すでに40年経過しながら、いまだに細々と湧き続けていたのだ。
長年の感覚と好奇心で、大人の宝探しに今回も成功
発見とは少しの手掛かりから見つかるものなんです。
暗渠となっている土管から流れ出ているようで、湧出箇所は埋められているようだ。

茨戸油田 (4)

茨戸油田 (2)

ところどころ変色している部分が油の濃い箇所で、ヌルっとした感覚、間違えても一服などと、タバコは吸わないで下さい
雨水などで、流れとともに薄まりそのまま川へと放出されているようだ。
広大な畑や更地から、油の湧出を見つけるのは困難と思われたが、意外にあっさり見つかった。
やはり探検とは、「百聞は一見に如かず」
かつては篠路地区までパイプラインが敷かれており、石狩市と札幌市を結ぶ札幌臨港鉄道が昭和32年着工されたが、間もなく頓挫した歴史もある。

帰路の途中、地元の方と思しき75歳前後の男性が駐車した付近で作業していたので、情報収集がてら少し話してみた。
自身「このへん、昔は油田があったんですね~」
男性「そうだそうだ、この畑にも櫓がかなり立ってたんだ。」
   「あの木が茂ってる箇所は、当時は油の湧出量が多くて畑への再開発を諦めた場所なんだ」
   「ガスも湧いていて、付近の各家庭用くらいは賄えたんだ」と話していた。
なるほど、ここで先ほど周ってきたナゾの孤島の理由が分かった。
古い情報は現地の人が一番詳しいようだ。

石狩、厚田、茨戸の3大油田は、今でも湧出していた。






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