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 春先に、炭鉱のマチをブラブラしていると様々な発見がある。
今回はその一部を紹介、幹線道路から外れて住宅街をウロウロしてみると、アーチ橋梁とも言える遺構をみつけた。
車道沿いだが車からは全く見えず、夏にはブッシュで覆われ確認が難しい存在、橋梁と言えばタウシュベツ橋梁(上士幌)が有名だが、こちらもなかなかの大きさ

三笠市幾春別、旧幌内線軌道跡 (2)


廃屋が立ち並ぶなか民家の裏側に異彩を放つ、これは確認せねば気が済まない
近づいてみるとこんな感じ
鉄筋がむき出しで、神殿のように精巧に作られている。これはいったい何?

三笠市幾春別、旧幌内線軌道跡 (3)

三笠市幾春別、旧幌内線軌道跡 (4)<

調べたところ、かつての幌内線の橋梁だった。
幌内炭鉱から石炭運搬用としてレールが敷かれたのが1882年、炭鉱産業を支えてきたが、1987年(昭和62年)に廃線となった。
駅跡などは現在でも残され、休憩や立ち寄りスポットとして整備されているが、鉄路跡は殆ど残っていなく辿るのが難しいなか奇跡的に残った遺構と言える。

三笠市幾春別、旧幌内線軌道跡 (5)

三笠市幾春別、旧幌内線軌道跡 (6)

上に登ると、かつての鉄路跡が笹薮に埋もれながらも残っている。
近くでは老人が山菜取りをしていた。 地元の方にしたらこの遺構も珍しくなく、いつもの風景のようだ。
廃線後25年経つと木の侵入が目立ち、レールや枕木は全て取り払われ、言われなければ線路跡だと分からない
何度か、三笠は探検してますが、ここは新発見でした。さらに探検してみると、レンガ製の遺構
一瞬、坑道か?と期待したが(笑

三笠市幾春別、旧幌内線軌道跡 (7)

三笠市幾春別、旧幌内線軌道跡 (8)


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