今回は、予想通り高校野球の記事です。
夏の甲子園を懸けた北・北海道大会、例年以上の大混戦を制したのは滝川西(19年ぶり3度目)でした。
エース鈴木の力投と堅守で、雨天再試合、延長戦2試合の接戦を制し、決勝では伏兵が2本塁打を放つ劇的な展開で勝利、
甲子園に向けてチーム力を分析してみた。

旭川スタルヒン000



 混戦とはいえ、下馬評では有力校の一つには挙げられていた。
ただ、抽選で旭実、稚内大谷、遠軽、武修館、帯広大谷、旭大高など強豪ひしめくブロックに入り、勝ち抜くのは難しいのではと思われたが、初戦、雨天再試合となった旭川実は延長11回に1点を先制されながら、2-1の逆転サヨナラで勝利し勢いに乗った。
11回裏まで僅か2安打に抑えられ、敗色濃厚と思われたが、1死から上位打線の3連打に最後は代打がサヨナラヒットを放つ劇的な勝利、こういった勝ち方をしたチームは勢いがつきチーム力も上がる。
大会を振り返れば、事実上の決勝戦となった試合に思える。

準々決勝では、春の全道大会で敗れた帯広大谷に11安打、4犠打を絡め6-1で勝利、準決勝の旭大高は、1回2死から死球を足掛かりにしぶとい連打で2点を先制、鈴木が終盤足がつり、暴投で失点しながらも3-1で逃げ切った。
内容の違う試合を勝ち上がった自身と粘りが、決勝でも発揮される。

決勝でも有力校と言われた白樺学園を延長10回の末3-2で勝利、1-2とリードされた8回に代打、古川の同点本塁打と、北大会無安打だった8番細矢が10回に勝ち越し本塁打放ち勝利、振り返れば有力校を全て倒しての優勝。この勝負強さと終盤の粘りで甲子園でのひと暴れを期待したい

・4試合での戦力分析
 投手・守備編 成績
桑田(元巨人)似の投球フォームの鈴木(右上)が全4試合を完投、 39回、16被安打、26三振、10四死球、5失点の内容
ストレートはMx136kだが、抜群の安定感を誇り、球速以上のキレと伸びで内角を詰まらせるシーンが再三あった。
疲労から準決勝以降は120k台で交わす投球が多かったが、打たせて取る投球術も冴え、強打を封じた。
本調子なら甲子園でも好投が期待できる。

内外高低とコーナーギリギリに投げ込める制球力に自信を持っており、決め球にはカットボールとチェンジアップで三振も取れる。 フィールディングにも長けており、牽制で刺殺したり、バント処理も頭脳プレーで併殺に取ったりとピンチでも冷静な投球が光る。 エース鈴木の力投と、接戦でも乱れない堅守で勝ったと言っても過言ではない
控え投手には、ふだん外野を守る奥村がおり、130台のストレートで内角を突く投球とスライダーが持ち味、球威だけなら鈴木を凌ぐ

失策は4つあるが、不運な当たりが多かっただけで、内外野とも再三の好守でピンチを凌いでおり、甲子園までには充分修正できる範囲、春の全道大会では、エラーから失点され一気に崩れてしまったが、メンタル面と守備をかなり強化し、夏には接戦を4試合制する集中力も身につけた。

打撃・攻撃編
打率 246、 33安打、14得点、5失点、3本塁打、9犠打、0盗塁、16四死球
強豪との対戦が多く打線は振るわなかったが、潜在能力は充分ある。
打順に関係なく、バントに小技を絡めて1点を積み重ねる攻撃が基本、俊足が少なく盗塁は少ないが、エンドランを絡めた速攻も得意で少ないチャンスをモノにする。走塁も鍛えており隙あらば次の塁を狙い、2死からでもしぶとく得点する粘りの打撃も持ち味だ。
投手の鈴木も7番ながら中軸を打てる力があり、打線にも切れ目がない

不安があるとすれば左腕投手に苦労したことと、大型選手がいないため長打力不足の点、旭実戦では7回まで無安打に抑えられ、白樺学園戦でも内外角に投げ分けられて連打が出ず、高めのボール球に手を出すシーンも多かった。 特に内角の攻略は甲子園での課題と言える。



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