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 赤平市の住吉町に、小規模な福住炭鉱跡がひっそりと眠っている。
同じ市内にあり、かつて隆盛を極めた豊里炭鉱の下請けのような炭鉱で、坑内堀で採炭だけが行われ、(粗鉱と呼ぶらしい)
豊里炭鉱へと運ばれて選炭作業が行われていたようだ。 昭和30年代の約10年余りで閉山となり、施設跡はそのまま放置されている。

福住炭鉱(赤平市 (2)

入り口付近は、田園風景の中に民家が点在する北海道らしい場所、いわゆる北海道あるあるの回覧板を車で届ける地域
かつては住宅が並んでいたそうだが、今は跡形もなく廃屋も目につく
林道を奥へと進むと鹿除けの電気柵、、「立入禁止」の看板は無く、たまに見かける鹿除けゲート同様、セルフで開閉して進めということか?、しかもヒグマ注意の看板があるので、自己責任でどうぞ
知らないと諦めて帰る人もいそうだが、よく見ると取り外しができるようだ。

福住炭 (6)

冷静に難なくクリアし、林道を進むとすぐに遺構が見えてきた。 小さなホッパーのようで、ブッシュに埋もれながらも生き残っている。
すぐ脇の斜面にも、5m以上はありそうな炭鉱関連施設の骨組み、

福住炭鉱(赤平市 (3)

福住炭鉱(赤平市 (5)

木が伸びて、ホッパーの穴を貫通している珍しい光景、いくつかの偶然が重なった結果か?
コンクリート製の建物が、斜面の木々に囲まれながらも存在感を放つ、ただ、夏には完全に埋もれてしまう運命だ。
階段は抜け落ち、看板の跡だろうか?鉄板の残骸も目につく

福住炭鉱(赤平市 (6)

福住炭鉱(赤平市 (8)


他にもズリ山と抗口が2ヶ所あるらしい、斜面を登りさらに探索してみると、さらに遺構発見!!
ワイヤーを引っ掛けて、石炭運搬に使った金具跡
さらに崩れた巨大な遺構、一瞬抗口かと思ったが違うようだ、

福住炭鉱(赤平市 (14)

福住炭鉱(赤平市 (10)

さらに探検は続く






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