今回は、毎年恒例の高校野球の記事です。
来年のセンバツ甲子園を懸けた秋の全道大会で、駒大苫小牧が4年ぶり5度目の優勝を成し遂げ、甲子園出場をほぼ確定させた。
決勝では、旭川実業と互いに17安打を放つ打撃戦になりながら、ミスや四死球に乗じたソツのない攻めと、代名詞ともいえる走塁の巧さを発揮し、12-10で逃げ切った。
簡単に振り返ると

円山29秋 - コピー
旭川実業 003 200 032  10
駒大苫小 002 500 50x  12

先発した実業の坪井と駒大の大西は、ともに連投の疲労から序盤に捕まる展開で打ち合いの様相、また決勝戦といプレッシャーから双方とも攻守にミスを連発、それに付け込む展開となった。

中盤のポイントとなったのは4回裏駒大の攻撃、9番大西が自らのタイムリーで1点を返し1死一塁の場面、1番大槻の当たりは強い当たりの遊ゴロ、併殺?と誰もが思ったがショートが弾いてしまい、打者しかアウトに取れずに2死二塁となってしまう
更に2番大沼の当たりは緩い遊ゴロ、1塁手への送球が難しいバウンドになりファーストが弾いてしまう(記録は内野安打)、その隙を逃がさず、二塁ランナーの大西がホームに突入し間一髪セーフとなった。
駒大が、普段から投手でも走塁練習を積んでいる証拠で、躊躇なくホームを陥れた好走塁 
打ち取った当たりが失点に繋がり、動揺の残る坪井は、3番舞原に対し高めに浮いた球をレフトスタンドに放り込まれ逆転された。
その後は、疲労から集中力も切れたのか3連打を浴び降板、実業としては、どちらかのプレーでアウトに取れていれば、展開は変わったかもしれない

実業は2番手の葛西も、7回に失策と四球が絡み連打で5失点、終盤には駒大にミスが出て追い上げたが、2点及ばなかった。
総合力では殆ど差が無く、勝敗を分けたのは、走塁と僅かな守備力の差、駒大は3失策、実業は4失策しながら、勝負所で凌いだ駒大が逃げ切った
駒大の詳細や戦力分析は次回にして、その他の有力校を少し紹介します。

・旭川実業
 例年は守備型のチームで、打者は球を見極め、走塁を生かしてミスや四死球に付け込んで得点、接戦で勝ち切るチームカラーだったが、今年はそれプラス初球から狙う積極的な打撃に変身、5試合で6四死球、7三振しかない反面、63安打を放ち18犠打を決めるなど多彩な攻撃で、相手投手も初球はボールから入らざるを得ず、カウントを悪くしては打たれるパターンも多かった。
投手では坪井、葛西の両左腕が安定、球速は無いが内外の投げ分けと投球術で打たせて取るタイプ、秋の段階では攻守とも高い総合力を誇り、守備を少し整備すれば全国でも充分戦える。
全道大会で、5試合のクジを引いたのは不運だったが、前評判は高く北照、札幌大谷、北海道栄と南北海道の強豪を次々と接戦で下したのは、力のある証拠で決してまぐれではない
夏の北大会では、3年連続で優勝校に敗れ甲子園を逃してきた。 来年こそと、甲子園に懸けるモチベーションは高い

・北海道栄
 こちらは全道大会常連l校、投手を含めた守備型のチームで接戦に強さを発揮するのが特徴、荒井と才木の2枚看板が安定しており、堅守でベスト4まで勝ち上がった。
才木はM143kのストレートに変化球も切れがあり、本調子なら打ち崩すのが難しい、ただ課題は攻撃力で、バントや走塁など小技は鍛えているが、チャンスに1本が出ない拙攻が多く、準決勝の旭川実業戦も10残塁で3-4の惜敗、例年のことだが攻撃力のレベルアップが課題と言える。
守備も堅いが、カバーリングの甘さや、緩い打球への反応が遅いなど課題を残した。

・札幌日大
 準決勝の駒大苫小牧では、延長戦で2度リードしながら勝ち切れなかったが、昨年の夏と秋に準優勝するなど前評判も高い実力校として知られる。
レベルの高い大型選手が多く、総合力でも駒大や旭川実に引けを取らない、長打力と切れ目のない打線に小技も使え投手力も木山、石井、太田の3人が登板し好投、守備でも旭川龍谷戦で4併殺を完成するなど堅守を誇る。
駒大苫小牧戦で緩急に苦しみ、連打が出なかったのと、旭川龍谷戦では、走塁の判断ミスで得点を逃したシーンが何度かあり、課題と言える。
まだ、秋の段階なので攻守とも粗さが残り、準決勝で勝ち切れなかったが、一冬越えれば駒大苫小牧を凌ぐかもしれない

ほか注目したいのが立命館慶祥、支部予選で北海と札幌第一に圧勝し、全道でもベスト8に進出した。
夏に2年生中心のチームで支部予選敗退だったが、秋はダークホースになるかもと、自身も警戒していたチーム、駒大苫小牧に
3-5と惜敗したが、来年も台風の目になりそうな存在だ。

札幌大谷も、プロ注目の右腕菊地と西原の大型投手を擁する。 初戦で旭川実に延長戦の末敗退したが、夏の予選で駒大苫小牧を破ったメンバーが多数残り、来年は侮れない存在だ。

北・北海道では稚内大谷と旭川龍谷がベスト8に進出し、来年への期待が持てる。
21世紀枠の候補は、「最北からの甲子園」と話題性もある稚内大谷が濃厚か?


スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://hikyoutaki.blog.fc2.com/tb.php/842-8821889b