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 今回は、秘湯探検家のF氏より情報を頂いた。
ここは北海道のとある田舎町、交通量は少なく周囲に民家が点在する道道、松山千春の唄が似合うカントリーロードである。
数キロ先にある温泉施設の利用者以外は殆ど通らないようで、牛の横断注意の看板を幾つか見かけた。
ここからさらに町道に入り石碑奥に温泉が湧いているらしい、地形図を見ると建物マークがあり、結論から言うとそこが温泉宿の跡だった。

井源泉() (5)


 廃道沿いで下車して沢を下るそうだが、すでにブッシュが濃い6月中旬、辺りはフキと雑草が生え放題で苦戦が予想される。
まず沢沿いを攻めるのだが長年の山感と嗅覚がここでも発揮、一瞬だが硫黄泉の臭いがしたような?、場所に目印をしてさらに沢を下ってみる。
ここには2ヶ所の湧出箇所があり、分かりやすい沢沿いの鉱泉を先に潰す作戦、、沢の水量は少なく難儀ではないが倒木とブッシュが行く手を阻む、特にこの辺りのフキは育ちがいいのか巨大化傾向にあり、かなり幅を利かしている。

井源泉() (13)

井源泉(幌) (10)

格闘すること約30分で目に前にオレンジ色の物体、間違いない、温泉と湯華で形成された丘だ。 ドロドロの泥濘状態でそのままオーバーフロー、温泉だと分からないと妖怪でも出てきそうな異様な存在に映りそうだ。 金属臭と鉄分の味で荒らされた跡は無く、知る人は殆どいないかもしれない、泉温は水より少し温かい程度
丘の上部からプクプク湧きだしていて、かなり長期間の蓄積が窺える。 長時間居ると泥沼にハマり脱出不可能になるので、撮影は少し遠巻きで

井源泉(幌) (9)

井源泉(幌) (7)

井源泉(幌) (11)

むむっ」。ここでもまた硫黄の臭いが一瞬漂った。
ブッシュを掻き分けると足元に合流する流れがあり、手に取ると温かく温泉臭!!、間違いなく温泉の流れだ。
この流れを辿れば源泉にたどり着くハズ、

井源泉() (4)

ただ秘湯探検家はここで一考、長年の知識と経験から、「このブッシュと泥濘の道なき道を進むよりは、地形から判断し沢の上部から攻略した方が楽なのでは?」方角的に最初の臭いが泉源の可能性が高い、自身の感覚を信じ、一度戻って目印地点から攻めてみた。
鹿道を頼りに斜面を登ると、日陰でブッシュも低い林にでた。 さらに硫黄の臭いが強くなる。鍛えられた嗅覚は犬かヒグマレベルの自信がある秘境通のなべであった。

井源泉() (14)

井源泉() (2)

さらに怪しい鳥の鳴き声に混じり水音が聞こえる!!、地形図で建物マークの場所には基礎跡が残っているが、木が生えており10年以上は経過していそう、そしてその瞬間はすぐに訪れた。
何と、消火栓のようなパイプ菅からドバドバと源泉がオーバーフロー、かなりの湧出量で家庭の浴槽ならすぐ満杯になりそうだ。
未利用なのが非常にもったいない、アルカリ性が強いのか手がサラサラになります。
湯温は25℃~30℃くらいで真夏なら打たせ湯が寝湯が充分楽しめそう、空き缶やゴミの無いため人が来ることはまず無いと思われます。
地元の方?といっても周囲に民家は殆ど無いが、記憶から忘れ去られた温泉かもしれない

*今年も、夏の高校野球の季節が来ました。 またブログも滞り気味になります。(7月14日に北大会から開幕~
さて毎年当たらないことで有名な?、自身の南北・北海道大会優勝校予想ですが、今年は「旭川実業」と「札幌日大」と予想して  おります。
自身も、旭川スタルヒンと札幌円山各球場に出没予定、例によってバックネット裏で黒縁眼鏡と黒いビジネス手提げかばん、日除け用の帽子、自己流のスコアを付けて観戦しております。


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