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2018.07.23
旭川大高、9年ぶり8度目の甲子園へ
高校野球観戦のため暫く更新が空いておりましたが、毎年恒例?数少ない高校野球ファンのための記事です。
今年で100回目の節目を迎える夏の甲子園大会、北海道代表の2校が決まりました。
今回は北北海道代表、旭川大高(地元ではきょくだい高と呼ばれる)の北大会成績とチーム紹介、秘境通のなべ流の戦力分析なんぞ

今年で100回目の節目を迎える夏の甲子園大会、北海道代表の2校が決まりました。
今回は北北海道代表、旭川大高(地元ではきょくだい高と呼ばれる)の北大会成績とチーム紹介、秘境通のなべ流の戦力分析なんぞ

自身の予想では旭川実業、旭川大高、クラーク国際の3強の争いと考えていたが、豊富な投手陣とバントを多用した手堅い攻め、中軸の勝負強い打撃で、北北海道最多となる8度目の優勝を掴んだ。
昨夏は2年生中心のチームでベスト4まで勝ち上がり、戦前から前評判は高かった。
北大会4試合の成績を見てみると
打率 331 40安打 24得点 15失点 19犠打 6盗塁 2本塁打 11失策
3試合で2桁安打を記録し、田湯(白樺学園)や安楽(クラーク国際)などの好投手を打ち崩してきた。
攻撃スタイルは、バントで走者を送り中軸のタイムリーで返すというオーソドックスな攻めが身上、藤原、持丸、楠茂のクリーンアップで19安打14打点を記録、甲子園でもバントを確実に決め、3人の前に走者を出せるかがカギになりそうだ。
長打は少ないが、つなぐ意識とセンター返し徹底されており、チャンスにも初球から狙う反面じっくり見極めて四球を選び、エンドランや走塁で守備陣にプレッシャーを与えてミスを誘うシーンもあった。 この泥臭い戦法は甲子園でも貫いてほしい
準々決勝の帯広大谷戦では、強攻策が裏目に出てチャンスをことごとく逃すシーンもあり、やはりバントが基本の作戦となりそうだ。
ただ数字の通り課題は守備と言える。
普段の練習も守備が中心で堅守を誇り、接戦で守り勝つ野球を目指す端場監督としては頭が痛いところ、特に準決勝の旭川実業戦では内外野、投手合わせて7失策を記録、走塁で揺さぶられ連鎖反応のようにミスが相次ぎ失点に結びついた。 甲子園なら完全な負け試合である。
端場監督の優勝インタビューでも「なかなか選手が言うことを聞かなくて」と苦笑いしていたのも本心なのだろう、甲子園では1つのミスが命取りになり兼ねない、まだ2週間ほどあるので、どこまで修正できるかは重要ポイントと言える。
また気になるのは全体的なカバーリングの甘さ、無走者で平凡な三ゴロや遊ゴロのとき、一塁手のバックアップに2塁手が入らないこと、もし送球が悪投になると見す見す2塁へ進塁されてしまう
春の旭川支部大会のシーンでは、センター前の浅い飛球で各野手が打球を追いかけたがポテンヒット、ただ2塁ベースをガラ空きにしてしまい、打者走者が悠々と2塁を陥れたシーンもあった。 野球とはエラーが少ないから堅守とは限らないのだ。
投手陣は豊富で3試合を継投策で逃げ切った。
エース格の沼田はプロ注目の本格派投手で、Max146kのストレートと120k台のスライダー、90k台のカーブで緩急をつけ、スプリットで三振も取れる。
全球種でカウントが取れネット裏からも球の切れが分かるほど、内外角低めの制球力が抜群で完投能力もあり、決勝では強力打線で勝ち上がってきたクラーク国際を6安打3失点に抑えた。本調子なら全国でも充分通用するが、不用意に四死球を出すことが唯一の課題といえる。
15回 9被安打 8三振 4四死球 3失点
2番手格の楠茂は左腕で、Max143kのストレートに2種類のスライダーで三振も取れ完投能力もある。荒れ球が一つの持ち味で打者は絞りにくい、球数が多くなるのが課題といえる。
8失点しているが、味方の失策絡みが多く自責点は半分ほどだ。
12⅓回 11被安打 11三振 7四死球 8失点
他、右本格派で外野を守る平沢、内野を守る青木が控える。
昨夏は2年生中心のチームでベスト4まで勝ち上がり、戦前から前評判は高かった。
北大会4試合の成績を見てみると
打率 331 40安打 24得点 15失点 19犠打 6盗塁 2本塁打 11失策
3試合で2桁安打を記録し、田湯(白樺学園)や安楽(クラーク国際)などの好投手を打ち崩してきた。
攻撃スタイルは、バントで走者を送り中軸のタイムリーで返すというオーソドックスな攻めが身上、藤原、持丸、楠茂のクリーンアップで19安打14打点を記録、甲子園でもバントを確実に決め、3人の前に走者を出せるかがカギになりそうだ。
長打は少ないが、つなぐ意識とセンター返し徹底されており、チャンスにも初球から狙う反面じっくり見極めて四球を選び、エンドランや走塁で守備陣にプレッシャーを与えてミスを誘うシーンもあった。 この泥臭い戦法は甲子園でも貫いてほしい
準々決勝の帯広大谷戦では、強攻策が裏目に出てチャンスをことごとく逃すシーンもあり、やはりバントが基本の作戦となりそうだ。
ただ数字の通り課題は守備と言える。
普段の練習も守備が中心で堅守を誇り、接戦で守り勝つ野球を目指す端場監督としては頭が痛いところ、特に準決勝の旭川実業戦では内外野、投手合わせて7失策を記録、走塁で揺さぶられ連鎖反応のようにミスが相次ぎ失点に結びついた。 甲子園なら完全な負け試合である。
端場監督の優勝インタビューでも「なかなか選手が言うことを聞かなくて」と苦笑いしていたのも本心なのだろう、甲子園では1つのミスが命取りになり兼ねない、まだ2週間ほどあるので、どこまで修正できるかは重要ポイントと言える。
また気になるのは全体的なカバーリングの甘さ、無走者で平凡な三ゴロや遊ゴロのとき、一塁手のバックアップに2塁手が入らないこと、もし送球が悪投になると見す見す2塁へ進塁されてしまう
春の旭川支部大会のシーンでは、センター前の浅い飛球で各野手が打球を追いかけたがポテンヒット、ただ2塁ベースをガラ空きにしてしまい、打者走者が悠々と2塁を陥れたシーンもあった。 野球とはエラーが少ないから堅守とは限らないのだ。
投手陣は豊富で3試合を継投策で逃げ切った。
エース格の沼田はプロ注目の本格派投手で、Max146kのストレートと120k台のスライダー、90k台のカーブで緩急をつけ、スプリットで三振も取れる。
全球種でカウントが取れネット裏からも球の切れが分かるほど、内外角低めの制球力が抜群で完投能力もあり、決勝では強力打線で勝ち上がってきたクラーク国際を6安打3失点に抑えた。本調子なら全国でも充分通用するが、不用意に四死球を出すことが唯一の課題といえる。
15回 9被安打 8三振 4四死球 3失点
2番手格の楠茂は左腕で、Max143kのストレートに2種類のスライダーで三振も取れ完投能力もある。荒れ球が一つの持ち味で打者は絞りにくい、球数が多くなるのが課題といえる。
8失点しているが、味方の失策絡みが多く自責点は半分ほどだ。
12⅓回 11被安打 11三振 7四死球 8失点
他、右本格派で外野を守る平沢、内野を守る青木が控える。
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