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  TV番組のドラマシリーズのように10回目で最終章となりました西積丹シリーズ、今回もキナウシ古道を辿る続編
最初に表れた第4ウエンチクナイトンネル、山側は迫りくる崖、海側も切れ立った急斜面が続き、断崖を縫うようにを道が付けられたのがよく分かる。

大森トンネル旧旧道 (11)


第4ウエンチクナイトンネルは、4つの中では最長で200m程ありコンクリートで固められらた近代的なつくり、出口が見えるので難なく通行、付近には電柱の跡や碍子、空き缶など昭和時代を物語るものが散見、ブッシュ越しに見える真っ青な日本海に癒されながら廃道を辿る。
探検したのは9月下旬、背丈位までのイタドリや笹薮も真夏のような勢いはない

大森トンネル旧旧道 (33)

大森トンネル旧旧道 (9)

5分も進むと第3ウエンチクナイトンネル、洞窟のような素掘りが特徴的で秘境感が漂う、突入にはワクワクしますね~
ここは天井内部のつくりが、素掘りとコンクリートの境目がある珍しいタイプだ。
地形図からは読み取れない、様々な発見や風景があるのが秘境探検の面白さ、20年以上は続けていますが飽きません

大森トンネル旧旧道 (36)

大森トンネル旧旧道 (38)

つづいて第2号ウエンチクナイトンネル、ここは4つのなかで一番頑丈かつ近代的なつくりで、炭鉱跡の抗口を彷彿させる。
長さは約150mで2番目の長さで、廃道後30年以上経つが保存状態がかなりいい
いずれのトンネルも、、そそり立つ断崖を横から貫くように掘られたもの、ここだけ岩盤が弱かったのかもしれない
(トンネルの看板は、倒れていたので自分で立てました。)
計算し尽くされたアーチが見事、自身は物理や建築に弱いので分かりませんが、ドラマ、「ガリレオ」(福山雅治主演)のような計算式があるんでしょうか

大森2トンネル旧旧道 (43)

大森2トンネル旧旧道 (42)

最後の第1ウエンチクナイトンネルは一転してなんと素掘り!!、川口浩や藤岡弘の探検隊シリーズに出てきそうな、原始さ漂う洞窟ですね~、
地形的にもかなり険しく、はるか頭上まで聳え立つ断崖は長年の風雪でひび割れが目立ち、かなり脆くなっているのかよく分かる
長さは約100m足らずですが、石垣の様に精密に掘られた素掘り、一つの彫刻作品のようです。
ここまで、現大森トンネル出口から2.2k程の山道歩き、非常に興味深く、実に面白い探検でした。

大森トンネル旧旧道 (1)

大森トンネル旧旧道 (7)

大森トンネル旧旧道 (5)



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