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さらに続く道東探検シリーズは、太平洋沿岸に残る戦争遺構(トーチカ)と穴場の湧水を探してみた。
殆どの人は豊頃町から浦幌町へは国道38号線を利用して(浦幌に道の駅があるのも大きい)釧路方面へと抜けるため、十勝川の河口部から浦幌町へと続く海岸線は交通量も非常に少ない、いわゆる穴場となっている。

豊頃町トーチカ (4)
 穴場、秘境という言葉には目が無い秘境通のなべ、競馬は穴ばかり狙い損するので止めました。
十勝川河口部はトイドッキ浜と呼ばれ、週末には海釣りの人で賑わっており、その片隅にコッソリとトーチカが残っている。
途中には案内看板もあり、赤い鳥居と祠が祀られ地元でも遺構として保存されているようだ。
傍からだと単なる台形のコンクリート製の何か?なので、説明看板があるともっとありがたいところ、東西に茫漠と続く海岸線のなか取り残されたように佇んでいる。

豊頃町トーチカ (1)

豊頃町トーチカ (2)
前後から撮影してみた

歴史を調べると単なる遺構では無く、時は明治時代の初め、根室から苫小牧までを結ぶ唯一の陸路「自根室至苫小牧道」と呼ばれていた道が通っていた浜で、大正時代にはすでに歩道の記載があり水準点も付ていた今でいう古道を示す跡なのだ。
少し南下した大樹町の海岸にも同じようなトーチカが残っていて、当時を偲ばせている。 
ただ苫小牧までは海岸の直線距離でも約500kはあり、踏み跡程度の道だったそうで痕跡を辿るのは今は難しいそう
某民報の深夜番組で、「北海道奥の細道」と題し徒歩で実際歩いた方もいるようですが

豊頃トーチ

豊頃町トーチカ (3)

下部から内部突入もできそうでしたが、バチ当たりだと言われそうなのと、釣り人も多く「あずましくない」ので止めときました。
ほふく前進か足から入らないと突入は難しいようです。

さらに海岸線を走り、昆布刈石の湧水を探してみる。 ここは地元でもあまり知られていなく保健所のお墨付きも無いので、飲用は煮沸かそののま飲む場合は自己責任となります。
穏やかな海岸線は波も静かで、断崖の奇岩が続く荒々しい日本海側とは別世界、違う県に来たようです。
昆布刈石地区から海岸線に下りると、さりげなくホースとカゴが置いてあった。 目の前の太平洋に見とれているとスル~しそう

昆布刈石の水 (4)

昆布刈石の水 (1)

斜面から湧出していてホースから出しっぱなし状態ですが、名前も付いていないようですね、飲んでみましたがモチロン大丈夫でしたW。 この日は週末でしたが海岸での釣り人が一人だけ、案内看板など一切ないので山感が頼りになりそうです。

昆布刈石の水 (5)




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